vvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvv
「7年ぶりの再会」
あなたと7年ぶりに再会した
電話の声も
あなたの身長も
その大きな手も
その優しい笑顔も
7年前と変わらずそのままだった
別れちゃったら友達にもなれないの?
ふつうに話すこともできないの?
私はそこらへんにいる他の女の子達よりも
あなたのことを理解しているつもり
だから
あなたの悩みや心配を
「他の誰か」じゃなくて
「私」が聞いてあげたい
「もう一度だけ逢いたい」
そう思ってあなたに電話した
あなたは昔よりもずっとすてきな人になっていた
7年ぶりに再会して
あなたから「もう一度恋人になろう」って言われたとき
うれしくて踊りだしそうになった心をグッとおさえて
気のなさそうにOKの返事をした私
だけど本当はあなたをすぐ抱きしめたかったほど
うれしかったんだよ
はずかくてなんだか気の強いふりをしちゃったけど
vvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvv
「7年前7月7日」
ねえ あなたは覚えているかしら
7年前7月7日の今日
私たちが愛を確認しあったのを
あの日はテストの前日で
一緒に図書館で勉強したんだよね
背中合わせの席に座って
あなたは得意な社会を勉強してたっけ
夕方頃 勉強にあきて
私はあなたの肩にもたれていたら
あなたは「もう帰ろうか」と言って
駐車場に行ったよね
ベンチに座って二人とも黙ったまま
「帰りたくない」
って気持ちであふれてた
あなたは立ち上がってキャッチボールの真似
私はベンチに座ったまますねたふりをしていたら
あなたの足音が近づいて
あなたは後ろから抱きしめてくれたね
初めて男の人のぬくもりにふれた瞬間
あなたの少し日焼けした腕
私にはない筋肉
あなたが噛んでいたガムのほんのり甘い香り
あなたの体温
あなたの呼吸
初めて男の人のぬくもりにふれた瞬間
あなたの慣れた行動にちょっぴり嫉妬した
「こんな風にしてあの子にも優しくしたんだろうな」
そう考えたら急に切なくなった
だけど
今は「私」を愛してくれているんだよね
彼の腕が優しく抱きしめてくれる
私はあなたのその腕を優しく受けとめる
「キスしてもいい?」
私の左の耳元で
あなたが優しくそうたずねた
驚いたけど「いいよ」と答えたら
あなたはゆっくりとその腕をほどいた
私は恥かしそうに髪をかきあげて振り向いた
あなたは私の肩に手をかけて
ゆっくり唇を重ねてくれたね
あなたの唇はあたたかくて優しくて
長くすてきな私のファーストキスだった
唇が離れたら
二人とも強く抱きしめて愛を確かめあった
彼の鼓動を私の右胸に感じた
女の子の扱いなんて慣れてるくせにドキドキしてるから
彼がもっといとおしく感じられて
を抱きしめた
「あなたの唇に私以外の女の子の唇が永遠に触れませんように」
あなたと唇を重ねながら
あの頃の私はそう願っていた
別れて7年の月日が経ってから
あなたの唇にもう一度重ねた私の唇
あなたのキスは今でもあの頃と変わってない
あたたかくて優しいキスだったね
vvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvv
「瞬間」
あなたが可愛いと思う瞬間
そばで眠っている時の寝顔
眠ってるはずなのに手をつないでくる癖
眠っててもベッドの中で目が合ったら必ずキスをおねだりしてくる唇
あなたが優しいと思う瞬間
一緒に歩く時「危ない」って自転車をよけてくれるところ
電話での最初の言葉でいつも「元気?」って聞いてくれるところ
手を差し出したらすぐに握り返してくれるところ
あなたがカッコイイと思う瞬間
制服姿を私一人のためだけに披露してくれたこと
自分の仕事に誇りを持っていること
「ありがとう」と「ごめんね」の言葉をとても素直に言えること
vvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvv
「寝返り」
あなたが寝返りをうって
私の頭にコツンと手が当たったとき
すごく眠そうだったのに
「あ、ゴメン」
と私を起こさないように小さな声で言ってくれた
私が無反応だったから
「なんだ、眠ってるのか」
とむこうむきに寝返りをうってたけど
本当はずっと起きてたんだよ
だってあなたがこんなに側にいるのに
眠るなんてもったいなくて
あなたの寝顔をずっと側で見ていたの
だから私に背中を見せてないで
早くこっちむきに寝返りうってよ
vvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvv
「22時30分」
あなたがいつもこの時間に電話してくるから
この時間にお風呂に入れないじゃない
ちょっと出かけたりできないじゃない
テレビの音を小さくしちゃうじゃない
ベッドの横に電話を動かしちゃうじゃない
携帯電話を再充電しちゃうし
サイレントになってないか確かめちゃうじゃない
vvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvvv
all written by アッコ