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ある場所
長い時間の中で
夢を見ていたぼくたちが
やっとたどりついたのは
ふたりが息をひそめて
すきだよっていわなくてもいい場所
長い時間の中で
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秋の夕焼けのおわるころ
ひさしぶりの夕焼け空のおわるころ
ひさしぶりのちいさな星のかがやきの
きみの姿ににた
ちいさな星のかかやきをみつけた
.
やがて
たくさんのひかる夜空の星に
きみはとりわけちいさくかすかなかんじでかがやいていた
.
ぼくはきみをみつけたから
すぐとんでいって
きみにどんなことばをかけようか
.
はしめまして
ひさしぶり
.
ぼくはかわらぬとしんじたきみの
だんだんとおく霞んでいくかんじに
すこしため息をついた
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波紋
きみと最後にふたりだけで夕食をとった
きみのアパートのかえり
秋の夕焼けはとてもきれいで
空に大きくて明るい星が光っていた
沼にうつっている彼は
かたちはなくぼんやりしていたけど
ぼくのこころを惑わせた
.
きみが誰かのことをすきになったこと
それが日が暮れて星がでてやがて朝が来るように
当たり前のことだったのだとしたら
.
沼にうつっている彼は
夜とともにかがやきをましていった
ぼくは大きな石を拾って沼にむけて投げ入れた
.
波紋はきみの心にも届いたかな?
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愛のある場所
きみの笑顔より清らかな朝の空気
東の方に向かってのびているいくすじもの雲の行方は
なにもかも忘れてしまうくらい
きみとの夜が遠い向こう側の
すんだ湖のそこで眠ってる
そこは雲が流れ着く場所
そこは朝が始まる場所
きみの笑顔よりとびっきりな
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さよならの
さよならの一歩手前で
ぼくらはテントを張ることにした
川を流れる水の音が
ふたりの沈黙を縫い合わせているような夜だった
一晩中沈黙を繰り返して
そうしてぼくらはそこにいることにしたその
翌朝にきみがテントをでていったので
ぼくは一人でいつまでもここにいようと決めたんだ
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all written by りんたろう