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朝のやわらかな日差しの中で

くすぐったいまどろみの中で

横に眠るあなたがあとほんの少しだけ

起きなければいいと願っていたの

だってあなたが目を覚ましたら

あなたの大きな瞳で見つめられたら

わたしはきっとうつむいてしまうもの

そしてあなたは真っ赤になってる私の横で

笑いながらこう言うんだわ

「また照れてる・・・」

そんなことないってふくれるわたしを見て

くすくす笑ってばかり

いつになったら子供扱いをやめてくれるんだろう

だからね、眠っててほしいのあとちょっとだけ

この間だけはあなたの子供のような寝顔を見ていられるから

他の誰も見たことのない

もちろんあなたさえ見たことのない

わたしだけのあなたの寝顔

大好きなあなたの寝顔

いつもあなたの知らないうちにKissしてるんだよ

 

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あなたに与えられた痛み・・・

この痛みを愛し、この痛みを誇り、この痛みに傷ついて

この痛みを憎み、この痛みに泣いて、この痛みに笑われて

月影を浴びたあなたの姿を目に焼き付け

苦痛の中の愛を貪って

あなたを追いつめていく

あなたの顔が歪んで汚す悦びに奮えるとき

あなたの苦い愛を魂から絞り取り

甘美な海へと落ちていく

言葉は遠い泡沫となり

心まで切り裂かれる痛みだけが残る夜

その痛みを求め、その痛みを呪い、その痛みに叫んで

その痛みを笑い、その痛みを抱いて、その痛みに・・・

 

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大きなイチョウの木の下で

学校の裏庭にあるイチョウの木の下

わたしの決めた精一杯の勇気を出す場所

黄色に染まった世界の中で

伝える言葉、何度も何度もくりかえしてた

あなたが来るはずの放課後

遠くから聞こえるチャイムの音に

えっ、もう?

って、ビックリしながら振り返り

走ってくるあなたを見つけた

途端になくなる勇気

忘れてしまったセリフ

赤くなった顔を見られたくなくて

うつむいて伝えた一言

「****」

「おれもだよ。」

・・・・・・・・・・・・・・・???

あんまりあっさり言うから

理解できずにキョトンと見上げるわたしに

ドキッてするくらいの笑顔をくれたあなた


あれから五年・・・

あの時、あの銀杏に彫った言葉を

いまでも、わたしは憶えています

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all written by 月姫

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